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COBALT SOUND


【0844】
阪和線 (和歌山〜天王寺) 103系
■収録 01/8 ■時間 111:18 ■車両 モハ103-769
■価格 テープ \1,200/MD \1,800/CD \2,700
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images阪和線は「阪和電気鉄道」として昭和4年に開業した路線。戦時中に国有化されて国鉄阪和線となり、現在に至っています。大阪ミナミのターミナル、天王寺から堺や岸和田などの都市を通り、和歌山へ通じるルートです。堺市内の鳳あたりまでは都市近郊の路線を感じますが、郊外へ進むにつれローカル色が強くなるのが特徴。大阪と和歌山の府県境あたりでは山間の峡谷を走り、ブルーの103系電車が妙な雰囲気を演出する姿を目にすることができます。現在は、日根野〜天王寺間は関西空港行きの電車も走り、特急・快速・普通様々な車両が活躍しています。

1999年5月のダイヤ改正から新たに223系使用の「紀州路快速」が加わり、「関空快速」と併結して運用を開始。そして2000年4月からは221系が主に快速に投入され、103系、113系の快速を置換えています。この作品では、和歌山から天王寺に至る61.3kmを103系普通電車で約1時間50分かけて走破します。待避の駅では特急や快速があとからやってきますが、軽快なVVVFサウンドを残して去っていく様子もまたこの作品の楽しみでしょう。

和歌山を出た電車は、和歌山市駅へ向かう線路や紀ノ川に沿って東へ向かう和歌山線と分かれます。紀伊中ノ島駅を出ると住宅地を走り、川幅の広い紀ノ川を渡ります。六十谷からは進路を東に変え、山沿いを走るようになります。阪和自動車道をくぐると紀伊。ここを出ると、電車は山間を縫うように走ります。右に左にとカーブを曲がって峡谷を進む姿は103系には似合わない(?)かもしれませんが、モーター音をうならせて力走します。高架の阪和道と眼下を流れる川に線路は沿って進み、大阪府へ。まさに山の中といった感じの山中渓駅を出ると目の前が開けてきて、電車は山間から平野部へ。

和泉鳥取からは進路を海岸線と平行に変えて進みます。このあたりは、海側から南海本線、国道25号線、阪和線と平行しています。右手に丘陵地、左手に住宅街といった雰囲気を走ると関西空港道をくぐり、関西空港線の高架線路が左手から降りてくると、日根野。関西空港へのアプローチであるこの駅からは、関空方面に高層ホテルが立ち並んでいるのを望むことができます。和泉橋本〜東貝塚では水間鉄道の線路をオーバークロスして、電車は東岸和田に停車します。

東岸和田を出ると、大阪の都市圏に入ってきたという印象が強くなります。車窓から見える道路の幅は広くなり、郊外型の店や住宅が目立つように。普通電車は待避が多く所要時間もかかるため、車内の乗客は快速停車駅に停まるたびに乗り換える人が多いようです。ロングシートの席が埋まりそうになっても、またすぐ空く・・の繰り返し。快速の運転本数が多いのも一因でしょう。シルバーボディーの223系快速に先を譲り、我が103系はのんびりと走ります。鳳は羽衣支線の分岐駅。この駅からは堺市に入ります。住宅や商店のすぐ脇を通る、阪和線独特の車窓が楽しめるようになってきました。

百舌鳥駅周辺は仁徳天皇陵の山が左手に。次の三国ヶ丘は南海高野線の連絡駅。直角に線路がクロスして連絡しています。浅香駅を出て大和川を渡ると大阪市内へ。大阪市立大の校舎を横目に見て杉本町駅に停まります。高層マンションが目立つようになってきました。長居は長居陸上競技場への至近駅。地下鉄御堂筋線の長居駅と地下で連絡します。高架に上がって鶴ヶ丘、南田辺、美章園と停まると、大きく左にカーブを描いて大阪環状線をクロス。環状線内側に設けられた終着・天王寺駅阪和線ホームへ到着します。まるで私鉄のような「くし型」のホームは、上野駅同様に旅情を感じさせる印象でした。