コバルトサウンド - ステレオ鉄道走行音CDの専門レーベル
COBALT SOUND


【0711】
北陸本線 (敦賀〜福井) 475系
■収録 07/12 ■時間 54'29" ■車両 クモハ475-17
■列車番号 263M (敦賀22:37 → 福井23:28)
■価格 テープ \1,000/MD \1,500/CD \2,000 09年6月発売
試聴する南今庄〜今庄(3'22")
imagesMT54モーター+ギア比4.21が奏でる
独特で絶妙なサウンド!



北陸本線で最後の活躍を続ける475系は、60Hz・電動機出力120kWを搭載し、抑速ブレーキを装備した交直流急行形電車として1965年にデビューしました。北陸地方では主に、関西や名古屋方面と北陸を結ぶ急行として活躍しましたが、特急格上げなどに伴う急行の減少により80年代半ばからは近郊形として北陸本線のローカル輸送を引き受けてきました。国鉄末期はワインレッドのシックな「旧北陸色」に塗られていましたが、JR移行後は白地に青帯の「新北陸色」として現在に至ります。

車端部がロングシートになり、一部車両はデッキドアが撤去されるなど改造を受けていますが、北陸で活躍する475系はまだまだ「国鉄型」の面影を残しています。上下二段の側窓やデカ目のヘッドライトなど、魅力的な外観はもちろんのこと、特筆すべきなのはサウンド面。

MT54モーター+ギア比4.21の組み合わせは、165系や455系と同様に、加減速時の絶妙で独特な美しい音色を奏でます。同じMT54モーターを搭載した特急型485系や近郊形115系などとはギア比が異なることから、モーターサウンドも異なってきます。何とも言えない聴き心地の良さには固定ファンも多くいる、というのも頷けます。

収録は、深夜に敦賀駅を発つ福井行き列車で行いました。2006年10月に直流化が敦賀まで延伸されたため、それまで長浜〜虎姫間にあった交直セクションは敦賀駅を出てすぐのところに移っています。車内のモーター音が一瞬変化する箇所が作品でも確認できます。

交直セクションを抜けると北陸トンネルに飛び込み、轟音を立てて速度を上げていきます。トンネルを出ると、うっすらと雪が積もった山間を力走。乗降客は全くと言っていいほどなく、静寂の車内にもの悲しいようなモーター音が響きます。敦賀から1時間弱で、終点福井の高架ホームに到着。

MT54モーターを搭載した急行形電車の奏でるサウンドを、心ゆくまでお楽しみ下さい。

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整然と並ぶクロスシートは急行形の証。室内屋根の曲線も美しく、国鉄型を感じさせてくれる。 一部の車両はこのようにデッキドアが廃止されており、乗降がしやすくなっている。
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車内に残る製造銘板。「昭和40年製」という文字が、40年以上活躍するこの車両の歴史を語る。 終点福井駅に到着。同じく国鉄型の413系と対面。今日の仕事をお互い労うかのようだ。