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COBALT SOUND


【0590】
関西本線・紀勢本線 快速「みえ9号」 (名古屋〜鳥羽) キハ75
■収録 00/12 ■時間 96:41(48:20+48:21) ■車両 キハ75
■価格 テープ \1,200/MD \1,800/CD \2,700
試聴する松阪〜多気(7:03)
images 快速「みえ」はJR東海が誇る新型気動車・キハ75が活躍する快速列車です。名古屋から桑名、四日市を通り、伊勢鉄道を経由して津、松阪と三重県内の主要都市を結んで鳥羽までの約120kmを約90分で走ります。

キハ75はキハ58や65の後継として登場した、JR東海が誇る近郊用気動車。エンジンはカミンズ社製350psのエンジンを1両に2個搭載。これにより最高速度は電車と変わらない時速120kmとなっています。車体はステンレス製で外観はJR東海らしい落ち着いたデザイン。車内はブルーの転換式シートが並び、快速としては上々の雰囲気でしょう。

名古屋駅で出発を待つ快速「みえ9号」。2両編成で1両目の前半分は指定席になっています。いつもは満員の乗客を乗せて走るこの列車ですが、休日の昼過ぎは名古屋から出る乗客も少なく自由席は7〜8割程度の乗車。

ホームの発車ベルが鳴って、ドアが閉まると、力強いエンジン音を出しながらゆっくりホームを離れていきます。セントラルタワーが高くそびえる名古屋駅をバックに、東海道本線・中央本線と分かれて、大きく右へカーブする進路を取ります。右手にはキハ75の休む名古屋車両区を横目に、しばらくは名古屋市内を近鉄と並走します。

住宅街を走り続け、弥富駅を過ぎると川幅の広い木曽川を渡り三重県へ。さらに揖斐川・長良川も渡ります。この3つの川は河口が近いこともあり非常に長い鉄橋で一気に越えます。ピッタリくっつくように近鉄の線路も隣にルートを取っているのも特徴でしょう。川を渡ると左に桑名の市街を見ながらカーブ。桑名駅にすべり込みます。

桑名を出て富田を過ぎたあたりからは“工業都市・四日市”の車窓に変わっていきます。大きな煙突や石油化学プラント、そして鉄道ファンにはタンク車をはじめとした貨物列車群が目に飛び込んでくることでしょう。臨海工業地帯を左に走ると四日市。

ここから「みえ」号は伊勢鉄道に入ります。伊勢鉄道は四日市と津を結ぶ関西本線・紀勢本線のバイパス的路線の第三セクター。踏み切りのない高架の高規格線路でキハ75の本領も発揮!エンジン音をあげてどんどん加速していきます。高架上の小さな駅をすっ飛ばして冬の田園風景を素晴らしいスピードで駆け抜ける鮮やかさ。初めて乗車した人ならば「気動車なのになかなかやるなァ」と感じること必至です。作品中でも聴き応えのある区間です。乗り心地も堪能しながら高架を降りると県庁所在地の津。

津からはこれまでほぼ同じルートを取ってきた近鉄名古屋線が西に進路を変えて大阪方面へ。松阪では名松線が連絡。単行のキハ11がホームで姿を見せます。松阪から次の多気までは丘陵地帯を走り、鉄道写真の名所・櫛田川を渡ります。多気からは参宮線に入り、住宅や田畑、工場の混ざったのどかな景色の中を進みます。

伊勢市は伊勢神宮への入口。外宮に近い駅は近鉄の駅もすぐそこです。進路を伊勢湾方向へ向けて進むと二見浦。伊勢戦国時代村も近い海沿いの駅です。ここまで来れば鳥羽まであと少し。伊勢湾を臨む区間を走ると、終着・鳥羽駅に到着。近鉄の大きなターミナルに比べると、JRの鳥羽駅は線路も終点でどこか少し寂しい雰囲気が漂います。キハ75「みえ」の明るい車内が目立つ鳥羽駅でした。