コバルトサウンド - ステレオ鉄道走行音CDの専門レーベル
COBALT SOUND


【0393】
東海道本線 (東京〜熱海)
211系
■収録 01/6 ■時間 123:38 ■車両 モハ211
■価格 テープ \1,200/MD \1,800/CD \2,700
試聴する品川〜川崎(9:09)
imagesMT61モーターの軽快な走行音
湘南電車のサウンド



東海道本線東京口で113系と共に活躍する211系に乗車して、東京〜熱海間を収録しています。211系は113系や115系の後継車両として1985年に登場、翌1986年3月のダイヤ改正から運転を開始しました。軽量ステンレス車体にボルスタレス台車をはき、界磁添加励磁制御方式を採用して、軽量化と省力化を向上させているのが特徴です。FRP製の白いフロントマスクにシルバーのボディは見た目も新鮮で、軽快なモーター音を響かせながら東海道を駆け抜ける姿は、多くの鉄道ファンに「新時代の到来」を予感させました。211系は、当時の国鉄に相次いで登場した新幹線100系、山手線205系とともに、新鮮かつスタンダードなスタイルが多くのファンに愛されています。

東海道線東京口を担当する田町電車区には211系のセミクロスシート車である0番台と、ロングシート車である2000番台が配置されています。白い壁にワインレッドのバケットシートが明るい車内を演出し、「国鉄型」とはいえども雰囲気は113系とは随分異なっています。編成は基本が4M6Tの10両編成であり、これに増結用の5両編成が上り方について最大15両で運転されています。デビュー当初は「基本0番台、増結2000番台」でスタートしていましたが、東海道線の混雑が激しくなるにつれ、輸送力増強のために2階建てグリーン車やロングシートの2000番台基本編成が増備され、現在では東海道本線211系はロングシート車の方が多数を占めています。

東京駅東海道本線ホームを出た電車は長い編成をくねらせながら都心のビル群を、左手に新幹線、右手に山手線・京浜東北線を見ながら進みます。引退迫る新幹線100系や山手線205系と顔を合わせる、東京ならではのこのシーンももうすぐ見納めです。すぐに新橋に到着しますが、この駅での乗降はそれほど多くありません。確実に座席を確保するために東京から乗車する人が多いようです。東海道本線は東京〜大船間では一部ルートこそ異なるものの、横須賀線と平行して走ります。品川では地下から顔を出したばかりのE217系や競合する京浜急行の赤い電車の姿も。品川を出ると京浜東北線209系を追い抜きながら都内の住宅地を走ります。

多摩川を渡ると神奈川県に入って川崎。川崎を出ると、横須賀線や京浜東北線の線路が合流してきます。横浜を出るといよいよ駅間距離も長くなります。横浜市内の住宅街を車窓に見ながら走り、大船へ。三浦半島へ向かう横須賀線と別れると、211系はぐんぐんスピードを上げて軽快に飛ばします。フィィーンというモーターのうなりも高らかに、窓の外の景色がビュンビュン流れていく気持ち良さ!藤沢、辻堂、茅ヶ崎と停まり、平塚駅に滑り込みます。

平塚ではしばし停車して小休憩。気がつくと車内には乗客の姿がほとんど無くなりました。平塚を出ると加速して相模湾沿いの直線を飛ばします。明るい陽射しが海側の窓から入り込んで心地よい雰囲気。空いた車内の数人の乗客は目を閉じて気持ち良く寝ているようです。大磯、二宮の次は国府津。駅のホームに入って行くと気がつくのは、向こうにそびえる山並み。ここで分岐する御殿場線はあの山を越えて沼津で再会するのです。115系が活躍していた同線ですが、現在はJR東海の新鋭・313系が2両編成で担当しています。国府津の次は鴨宮に停まります。この駅を出ると新幹線が右手から近づいてきて小田原です。

小田原で数分停車した後に出発した電車は、海を見ながらゆっくり走って早川へ。海沿いには西湘バイパスが平行して走り、早川ICの高架橋が美しい形で眺められます。東京からほぼ直線の線路をビュンビュン飛ばしてきた電車ですが、早川を出ると右手から山並みが迫ります。電車は右に左にカーブを切り、鉄橋を渡り、トンネルを抜け、左手には眼下に広がる太平洋を見ながら走ります。根府川、真鶴と停車して湯河原へ到着。落ち着いた温泉街は駅から山側に広がっています。

いよいよJR東日本の東海道本線もラスト。湯河原を出た電車はトンネルに飛び込み、熱海へ向けて疾走します。暗かった車内がフワッと明るくなったところでトンネルを出ると、温泉街のビルが立ち並ぶ熱海へ到着。ほとんど乗客のいない電車は、長い編成を従えてホームに静かに止まりました。軽快な211系サウンドを、長時間こころゆくまでお楽しみ下さい。