コバルトサウンド - ステレオ鉄道走行音CDの専門レーベル
COBALT SOUND


【0361】
高崎線 (上野〜高崎) 115系
■収録 01/11 ■時間 51'44"+56'33" ■車両 モハ115-390
■価格 テープ \1,200/MD \1,800/CD \2,700
試聴する大宮〜宮原(4:44)
images高崎線を力走する115系11連!
豪快なサウンドで関東を北上!



2001年11月、高崎線から115系電車が姿を消しました。湘南色の115系は同線のシンボル的な存在でもあり、満員の乗客を乗せて力走するその姿は、「通勤路線・高崎線」そのものでした。この作品では、上野〜高崎間を115系電車で完全収録しています。

115系は1962(昭和37)年、この高崎線と宇都宮線(当時はこの愛称はなく東北本線)に初めて投入されました。昭和30年代、全国各地に相次いで投入された新性能電車のひとつとして、また111系の寒冷地対応・抑速ブレーキ装備バージョンとして高崎線でデビュー後、永らく活躍を続けてきましたが、 12月1日のダイヤ改正によりE231系にバトンを渡して引退することになりました。車内に大きく響くMT54モーターのサウンドも、高崎線では過去のものとなってしまいました。

高崎線は大宮〜高崎間70kmあまりを結ぶ路線ですが、ほとんどの列車は上野や池袋方面から直通で運転されています。収録は早朝6時過ぎに上野駅を発車する電車。まだ暗い11月の朝、上野駅ホームでは11両編成の115系電車が発車を待っています。上野〜大宮間は宇都宮線とともに走ることもあり、同じ上野駅ホームにはE231系の宇都宮行きが出発を待つ姿が。

発車のベルが鳴り、大きな音をたててドアが閉まるといよいよ電車が動き出します。底の方の低い音から唸りはじめるモーター音が、ガラガラの車内に深く響き、「国鉄型サウンド」を感じることができます。目覚めはじめた都内の街を、轟音を立てて進んで行くと赤羽。郊外方向から来る電車は結構な乗車がありますが、こちらの下り電車はまだ空席が目立つ状態。鉄橋を渡り、グングン加速して京浜東北線の駅を横目に飛ばします。住宅街を走り抜けると、前方にビル群が見えてきました。大宮です。

大宮では各線と連絡しますが、乗り込む乗客はほとんどなく都心からの乗客が降りていきます。横一杯に広がっていた線路もここからは2本になり、ベッドタウンを快走していきます。高崎線は旧中山道とほぼ平行に延びており、沿線の都市は東京圏のベッドタウンであるだけでなく中山道の宿場町の顔も持ち合わせていることが多いようです。駅前にビルが並ぶ上尾もその一つ。桶川は日中の下り快速電車が先行する普通電車を追い抜く駅。桶川、北本、鴻巣・・と埼玉県内の主要都市を結んでいきます。

熊谷では新幹線と秩父鉄道に連絡。秩父鉄道で活躍する元国鉄型車両を目にすることも出来ます。熊谷〜篭原では大きな貨物ターミナルを高架で越えます。駅間距離もやや長く、115系電車が全力で駆ける様子が頼もしく感じる区間です。深谷はレンガ造りが特徴的な駅。このあたりまで来ると車窓から広い畑を目にすることもでき、岡部駅周辺は朝日を浴びて広がるのどかな風景を楽しめます。

本庄、神保原と停まると、いよいよ電車は群馬県へ。高崎へ向かう乗客がチラホラと目立ちはじめます。風景も首都圏のベッドタウンからのどかな田園風景、そして地方都市近郊の様相へと変わります。左手から八高線の線路が近づいてくると倉賀野。高崎まであと一駅です。長い間走り続けた車窓に別れを告げるかのように高崎市内の住宅街をラストスパート!

終点・高崎到着の車内放送に導かれ、高崎駅ホームに滑り込みます。まだこれからも活躍する上越線・両毛線の115系が「お疲れさま」と言葉を交わすようにこちらを向いて停まっているのが印象的でした。115系の故郷とも言える高崎線で、最後の活躍をする走行音をお楽しみ下さい。

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上野から走ること約2時間。終点・高崎に到着した115系11両編成。 淡いグリーンの内装が国鉄型を感じさせます。
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収録車両のモハ115-390。 交通の要衝・高崎はホームの案内表示もにぎやか。